パラトライアスロン選手と横浜市の小学生が交流

スポーツを通じて「共生社会」の実現について考える特別授業が、横浜市鶴見区の小学校で行われ、パラトライアスロンの現役選手と児童が交流しました。

横浜市立汐入小学校を訪れたのは、2016年にパラトライアスロンの世界大会で優勝した中澤隆選手です。

中澤選手は、27歳で緑内障を発症し、中心部を除く95パーセントの視野が欠ける視覚障害があります。 2013年から本格的に国際大会に出場し、共生社会を学ぶ教育プログラムの講師として、全国の学校を訪れています。

14日の特別授業には、4年生から6年生の児童85人が参加し、離れた場所にある旗を奪い合う「ビーチフラッグ」を視覚障害がある人と一緒に楽しめるルールを考えました。

参加した児童
「前も何も見えなくて、リードしてくれた人が助けてくれたのでよかった」

「信号でこちらですよとか、赤ですよとか、伝えたい」

中澤隆選手
「ルールもいっぱい考えてくれて、すごく反応もよかったので、思いがすごく伝わっているのかなと。人それぞれ違う10人いたら、10人違うことを知ってもらいたい」

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