高知県の素材を使った絶品ジェラート!地元産品にこだわるクラフトビール醸造所が販売【高知】

地元の素材を使ったクラフトビールを展開する高知県香美市の醸造所が、暑い日にぴったりな新商品を販売し人気を呼んでいます。

樺山夏帆アナウンサー

「暑い日のビールって最高ですよね。きょうご紹介するのはビール・・・といいたいところなんですが!夏にぴったりなある新商品があるんです」

高知県香美市の物部川沿い。

高知県産素材を使ったクラフトビール「TOSACO」を醸造する高知カンパーニュブルワリーが、醸造所に併設するビアスタンド「TOSACO TAP STAND」です。ここで4月から販売している新商品が「ジェラート」なんです。

山田紗規子店長

「もともとイタリアでジェラート店をしていて、移住して来たのがきっかけ」

店長の山田紗規子さんは愛知県出身で、去年1月にイタリアからジェラート職人の夫とともに家族4人で香美市に移住してきました。

ジェラートは素材をそのまま生かしたイタリアの伝統的な氷菓で、「高知の食材を生かしたビール作り」をするTOSACOのコンセプトと通じることから、今回、山田さんの夫にジェラートづくりを委託するという形で商品化が決定しました。

高知県産食材を使ったフレーバーを中心に常時6種類を販売、旬の地元食材を使うため時期によりラインナップは変わります。

高知県が生産量日本一を誇るユズを使ったジェラートは、TOSACOのビールの香りづけに使われている原料、カヤも入っています。

山田店長

「カヤの香りを生かすことを工夫。ほのかな苦みが夏にぴったり」

一番人気は、地元産の牛乳を使った「雪ヶ峰牧場ジャージーミルク」。

ビアスタンドから車で5分ほどのところにある「雪が峰牧場」では、広大な敷地でのびのびと放牧する山地酪農を行っています。午後3時ごろ、鈴が鳴り始めると、牛たちが列をなして走ってきました。牛たちのお目当ては、この飼料。牛たちが勢いよく食べている飼料には、ビールの製造過程で出る搾りかす、モルトかすが入っているんです。

山田店長

「ビール製造過程で糖化させるときに出るカスが入ってる。ビールにも大事だし、甘くて牛も喜ぶ」

牧場によると、アルコールは入っておらず牛が食べても安全で牛の健康にもいい効果があるということです。あまりにもおいしそうに食べる様子に樺山アナも気になって香りをかいでみると…。

樺山アナウンサー

「甘ーい香り、これは牛たちも食べたくなる。もりもり食べた牛たちのミルク、おいしいに決まってますね」

このほか、黒ビールに使っているというローストした麦芽を使った「スタウトミルク味」や、緑茶味、ほうじ茶味、酒粕味など高知県産素材を使ったフレーバーがあります。このうち酒粕味にはアルコールが含まれているのでドライバーはご注意ください。

暑いこれからの時期、ビール原料や高知県産素材を使ったTOSACOのジェラートで涼んでみてはいかがでしょうか。

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