富士6時間レースは9月に開催。WEC、ル・マンで全8戦の2025年レースカレンダーを発表

 ACOフランス西部自動車クラブは6月14日、第92回ル・マン24時間レースが開催されているフランス、サルト・サーキットにて恒例のプレスカンファレンスを開催。このなかで来季2025年のWEC世界耐久選手権シーズンカレンダーが発表された。

 先週開かれたFIA世界モータースポーツ評議会(WMSC)で承認が得られた2025年のWECは、今季と同じく全8戦の構成。シーズンのハイライトとなるル・マン24時間は第4戦として6月14~15日に設定された。

 開幕戦は2024年より6年にわたる長期契約を結んでいるカタール。2月28日(金)に行われる1812km(10時間)レースの前週には、公式プレシーズンテスト“プロローグ”がルサイル・インターナショナル・サーキットで実施される。

 第2戦のイタリア・ラウンドはイモラでの継続開催が決定。同時に4年間の契約延長がアナウンスされた。ル・マンの“前哨戦”に位置づけられるスパ・フランコルシャンは5月10日(土)に行われる。この2レースはともに6時間のフォーマットとなる。

 ル・マンのあと、シーズン後半戦はサンパウロ6時間でスタートする。7月13日(日)に行われるブラジル・ラウンド後はややインターバルが空き、9月7日(日)のサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で実施されるローン・スター・ル・マンが第6戦となる。

 日本のファンが待つWEC富士は、来季もシーズン終盤の一戦となり9月28日(日)のスロットに入った。最終戦バーレーン8時間は11月8日(土)に開催される予定だ。

■WEC世界耐久選手権 2025年レースカレンダー(6月14日発表)

Round Date Event Circuit

Test 2月21~22日 公式テスト ロサイル・インターナショナル・サーキット(カタール)

Rd.1 2月28日 カタール1812km ロサイル・インターナショナル・サーキット(カタール)

Rd.2 4月20日 イモラ6時間 イモラ・サーキット(イタリア)

Rd.3 5月10日 スパ・フランコルシャン6時間 スパ・フランコルシャン・サーキット(ベルギー)

Rd.4 6月14~15日 ル・マン24時間 サルト・サーキット(フランス)

Rd.5 7月13日 サンパウロ6時間 インテルラゴス・サーキット(ブラジル)

Rd.6 9月7日 ローンスター・ル・マン サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(アメリカ)

Rd.7 9月28日 富士6時間 富士スピードウェイ(日本)

Rd.8 11月8日 バーレーン8時間 バーレーン・インターナショナル・サーキット(バーレーン)

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