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いわゆる「菊池事件」の再審請求をめぐり、熊本地裁は弁護団が申請していた法学者の証人尋問を行うことを決めました。
菊池事件は1952年、ハンセン病患者とされた男性が役場職員を殺害したとして隔離先の特別法廷で死刑判決を受け、10年後に執行されたものです。
事実上非公開だったこの特別法廷については、熊本地裁が2020年に「憲法違反」とする判決を下し、男性の遺族が2021年4月に熊本地裁に再審を請求していました。
弁護団によりますと、きょう(6月14日)の三者協議で熊本地裁が法学者の証人尋問の実施を決めたということです。
弁護団は「再審開始に向けた大きな一歩」とみていて、証人尋問は早ければ8月に行われる予定です。