基準値超える「有機フッ素化合物」PFAS検出 米軍三沢基地の消火剤流出から2年 引き続き水質調査実施へ

2022年1月に三沢基地から消火剤が流れ出た問題です。青森県三沢市が5月に実施した調査でも、国の基準を超える有機フッ素化合物PFASが検出されました。

2年前に、アメリカ軍三沢基地から有害物質を含む水が流出したことを受け、国や県、三沢市では周辺の水質を調べています。

調査の結果、基地の西側にある天狗森ため池の排水路では、人体に有害とされる有機フッ素化合物PFASが検出され、いずれの調査でも国の基準値を超えています。

三沢市が5月7日に行った調査でも、ため池の排水路で国の基準値を超える1リットル当たり110ナノグラムのPFASが検出されました。

県や三沢市では、引き続きため池やため池とつながる姉沼の水質調査を行うこととし、次回は8月に実施する予定です。

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