巨人のドラフト4位・泉口が痛恨の走塁ミスでチャンス潰す 無死一、二塁からバント空振りで二塁に戻れず

 3回、増田大のバント空振りで帰塁できず、走塁死する二走・泉口(撮影・中島達哉)

 「日本ハム-巨人」(14日、エスコンフィールド)

 巨人が1点リードの三回、痛恨の走塁ミスでチャンスを潰した。

 この回、先頭のドラフト4位・泉口(NTT西日本)が右前打で出塁。丸も左前打で続き、無死一、二塁のチャンスを作った。ここで打席に立った増田大が初球、バントの構えを見せたが変化球を空振りした。

 このプレーで三塁を狙って飛び出した二走・泉口が帰塁できず、捕手。伏見の二塁送球でタッチアウトになった。ベンチの阿部監督も憮然とした表情。それでも増田が送りバント後、ヘルナンデスの打球を右翼・万波が落球。思わぬ形で追加点を手にすると、萩尾の中前適時打でさらに1点を奪った。

 前日13日の楽天戦では、1点差で迎えた七回1死一、二塁で、村林の飛球を遊撃・泉口が落球。押し出し四球も重り、試合後の阿部監督は「取れるアウトを取れなかったりとか、そしたら勝てないよな…」と厳しい表情を崩さなかった。

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