JR岡山支社 「森の芸術祭 晴れの国・岡山」アクセス利便性の向上図る など【今週の交通新聞より】

2024年6月10日~6月14日の交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR四国・ジェイアール四国企画 鳴門駅に「まるごと駅広告」
・JR岡山支社 「森の芸術祭 晴れの国・岡山」アクセス利便性の向上図る
・JR盛岡支社 岩手県で「秋の観光キャンペーン」 10月から
・JR九州 「或る列車」夏季特別プラン
・ジェイアール東海フードサービス スガキヤでぴよりんコラボ「プリンパフェ」限定販売

6月10日 月曜日

JR四国・ジェイアール四国企画 鳴門駅に「まるごと駅広告」


JR四国とジェイアール四国企画は1日から、駅ジャック広告「貴社の想いを…まるごと駅広告」の第2弾として、鳴門線鳴門駅での掲出を開始した。掲出期間は3年間。

同広告は、駅の広告を独占して掲出する「駅ジャック」と、駅名標に施設名称などの広告を設置する「副駅名称広告」を掛け合わせた商品で、企業の効果的なプロモーションに活用できる。第1弾は4月から牟岐線南小松島駅で、「日新四国工場 玄関口駅」の副駅名称で実施している。

鳴門駅の広告主は井上建設(徳島県鳴門市)、副駅名称は「井上建設 最寄駅」。広告は駅舎内外の壁面やホーム駅名標に、社名、ロゴマーク、施工した建物や道路、同社の歴史などを掲出した。


6月11日 火曜日

JR岡山支社 「森の芸術祭 晴れの国・岡山」アクセス利便性の向上図る


直通快速など 「DEC700」初の営業運転

JR西日本中国統括本部岡山支社は、岡山県などと連携して9月28日~11月24日に同県北部地域で開催する国際芸術祭「森の芸術祭 晴れの国・岡山」に合わせ、津山線で直通快速や観光列車を設定するなど、アクセス利便性の向上や周遊観光の充実を図る。

同芸術祭は、岡山県と県内12市町村、JR西日本、経済、観光、文化関係団体などで構成する実行委員会の主催。エリアに息づく地域資源をこれまで以上に広く認知してもらうため、アートの力を活用し、周遊型観光、交流人口の拡大を図ることを目指している。

会場は、作品を設置する六つのエリアと、津山市の作州民芸館、城東むかし町家、新見市の満奇洞、鏡野町の奥津渓、奈義町の同町現代美術館など。幅広いジャンルのクリエーターを迎え、新作展示やユニークなプロジェクトを展開する予定。

津山線では、芸術祭の開場時間に合わせた時間帯に、直通快速「森の芸術祭ライナー」(岡山―津山間)を平日1往復(月曜日運休、月曜日が祝日の場合は火曜日運休)、土曜日・休日2往復を増発。快速「ことぶき」(同)は1両増結して3両編成とする。

同線の観光列車「SAKU美SAKU楽」(同)は、引き続き芸術祭期間中の土曜日・祝日も運行。森の芸術祭ライナーと併結して走る。全車指定席。

姫新線は期間中の土曜日・休日に、快速「ハレのモリ」(津山―新見間)を1往復設定。車両は新型電気式気動車「DEC700」を同社管内で初めて営業運転に投入する。ダイヤは下り津山発8時28分、新見着10時36分、上り新見発15時48分、津山着17時36分。全車自由席。

観光列車ではこのほか、通常は山口県内の山陰線を走る「○○(まるまる)のはなし」を、9月28日~10月27日の土曜日・休日に伯備線岡山―新見間で1往復運行。「La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)」を11月2~24日の土曜日・休日に、「ラ・マル やまなみ」として伯備線同区間で1往復設定する。


6月12日 水曜日

JR盛岡支社 岩手県で「秋の観光キャンペーン」 10月から


絶景・秘境カフェなどで誘客

いわて観光キャンペーン推進協議会とJR東日本盛岡支社は6日、10月1日から12月31日までの3カ月間にわたり、岩手県全域を対象エリアとして秋の観光キャンペーンを開催すると発表した。「秋は短し旅せよ岩手」をキャッチコピーに、自然を取り入れた体験、絶景・秘境カフェなど特色ある秋の観光素材を紹介し、岩手への誘客促進を図る。

キャンペーンは、同協議会、県内の観光関連事業者、同社が一体となって旅行需要を喚起する取り組み。実施主体は同協議会と同支社。

プロモーションで活用するキャッチコピー「秋は短し旅せよ岩手」には、短いからこそ秋には価値があり、この時期を逃さず岩手の秋を満喫してほしいという思いを込めた。

ロゴマークのデザインは、光の速さのように過ぎ去ってしまう岩手の秋の一瞬のきらめきを、自然豊かな岩手県内が紅葉や夕景で輝く様子をイメージしただいだい色で表現。文字は細身としつつ、少しかすれさせることで短い秋のはかなさをイメージしている。

キャンペーンのテーマは、①カフェ特集②アクティビティ特集③自然・絶景④グルメ・お酒⑤歴史・文化⑥イベント・列車情報――の6項目を設定した。

観光素材では、「CAFE gull」(大船渡市、カフェ)、「おおつち潮風テントサウナ」(大槌町、アクティビティ)、「高清水高原展望台」(遠野市、自然・絶景)、「かき小屋」(山田町、グルメ・お酒)、「中尊寺金色堂建立900年」(平泉町、歴史・文化)、「もりおか駅前 開運ホコテン」(盛岡市、イベント)などを発信する。

期間中、同支社では各種臨時列車を設定する予定。キャンペーンの実施概要は7月下旬ごろに発表する。


6月13日 木曜日

JR九州 「或る列車」夏季特別プラン


JR九州は8日~8月18日の土・日曜日(一部を除く)計16日間、D&S(観光)列車「或る列車」(2両編成)で夏季特別プランを設定している。子どもの利用年齢を引き下げ、夏期間に親子で楽しんでもらおうと企画。食事も特別メニューに変更し、旅の思い出となるお土産も付けた。

特別運転は博多―久大線由布院間を1日1往復。午前便は博多発10時58分(由布院着14時8分)、午後便は由布院発15時(博多着18時3分)。

食事は、通常は東京・南青山のレストラン「NARISAWA」のオーナーシェフ・成澤由浩氏が監修する本格フレンチコースを提供するが、今回は九州食材を使った「NARISAWAカレー」とスイーツの特別メニューを用意した。アルコールを含むフリードリンク付き。

カレーは、じっくり煮込んだ鹿児島県産和牛と彩り豊かなパプリカのピクルス、ナス、インゲンなど9種類の野菜を具に、ライスは長崎県産米を使用。甘みの中にスパイスの効いたルーと、ピクルスの酸味が絶妙にマッチする。

スイーツは、宮崎県産マンゴーや鹿児島県産パッションフルーツなどを使った南国感たっぷりのトロピカルデザート。最後に、福岡県産の抹茶と熊本県産牛乳の風味がふんわりと広がるミニ最中が美食の楽しみを締めくくる。

お土産は、車内販売限定の「或る列車」立体キーホルダーと、成澤シェフ監修オリジナル焼き菓子。旅行代金は1号車テーブル席、2号車個室ともに2人以上利用大人2万5000円(子ども2万円)。1人利用は6000~1万2000円追加。


6月14日 金曜日

ジェイアール東海フードサービス スガキヤでぴよりんコラボ「プリンパフェ」限定販売


ジェイアール東海フードサービス(FS)のひよこ形スイーツで名古屋名物の「ぴよりん」と、スガキコシステムズ(名古屋市)運営の飲食チェーン「スガキヤ」がコラボレーションした「スーぴよちゃんプリンパフェ」が、13日からスガキヤ249店舗で販売されている。名古屋や東海地方にゆかりのある企業と一緒に地元を盛り上げるスガキコシステムズの新プロジェクト「Sugakiya with」の第1弾。

スガキヤで人気のソフトクリームと、ぴよりんをイメージしたカスタード風ソース、プリンの組み合わせ。アクセントにカラメルソースとチョコシリアルを加えた。ぴよりんとスガキヤのマスコットキャラクター「スーちゃん」が一緒になった「スーぴよちゃん」を描いたクッキーを添えている。

スーぴよちゃんコースター付き、430円。スガキヤ定番メニューのラーメン、五目ごはん(いずれもミニサイズ)とのセットは700円。なくなり次第終了。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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