広島県教育委員会は男子生徒の下半身を触るなどセクハラ行為をした公立中学校と小学校の男性教師2人を停職などの懲戒処分にしたと発表しました。
県西部の公立中学校に勤務する男性教師(56)は今年4月、部活の指導中に服の上から男子生徒の下半身に触れたほか、別の男子生徒のズボンをずらし、不快感を与えました。
被害を受けた生徒が担任の教師に報告したことで発覚したもので、県教委は男性教師を停職1カ月の懲戒処分にしています。
また、県西部の公立小学校の男性教師(56)は去年8月、同僚の女性教師と自家用車で出張に行った際、女性教師が座ったシートについて「掃除できない」などと性的な発言をしました。
さらに去年7月から11月にかけて女性教師の同意を得ずに住所を把握し、女性教師の自宅まで4回にわたって行くなどしたとして減給処分10分の1、1カ月の懲戒処分にしました。
県教委が今年度、セクハラ事案で懲戒処分にした教職員はすでに4人に上っています。