6連敗中の巨人 阿部監督の打順組み替えが奏功 7番・坂本が先制アーチ、6番・吉川が中押し3ラン

 2回、先制ソロを放つ坂本(撮影・中島達哉)

 「日本ハム-巨人」(14日、エスコンフィールド)

 今季ワースト6連敗中の巨人が、五回までに6点を奪った。

 試合は二回、今季初めて7番で出場した坂本が、2死走者なしから左翼越え4号ソロで先制。「まずは最高の形で先制することができてよかった」と振り返ると、三回には日本ハムの守備ミスから2点を追加した。

 四回に1点を返されたが、直後の五回。ヘルナンデス、岡本和の連打で二、三塁とすると、吉川が右翼越え2号3ランを放つなど、効果的に得点を重ねた。

 チームは現在、泥沼6連敗中で4月8日以来、約2カ月ぶりの借金生活に突入。チームの6連敗は22年8月以来で、交流戦に限れば17年に9連敗して以来の屈辱。一時は首位に立っていた中、4位のDeNAとは0.5差になり、Bクラス転落危機に陥っている。

 苦しい戦いが続く中、野手が意地の攻撃を見せている。

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