「冨嶽三十六景」全四十六図が岡山県内で初めてそろい踏み/県立美術館「北斎と広重 冨嶽三十六景への挑戦」【岡山市】

岡山県立美術館で開かれている浮世絵師二人の挑戦をたどる「北斎と広重 冨嶽三十六景への挑戦」で6月14日、葛飾北斎の「冨嶽三十六景」全四十六図が県内で初めてそろいました。
せり上がる波と、悠然とたたずむ富士。この日公開された、「動」と「静」の対比が見事に表現された北斎の「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」は、読本や漫画の挿絵など生涯を通し波の表現に挑戦した北斎が70歳を超えて描いた集大成。「グレート・ウェーブ」の名で世界中で親しまれています。
7月からは新しい千円札の裏面に用いられます。
県立美術館では作品の保護のため7月7日までの期間中、「冨嶽三十六景」の3作品を入れ替えて展示していますが、この日から6月30日までは四十六図全てを楽しむことができます。

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