「中部電力はしっかりと対応」解体進む浜岡原発1号機・2号機を原子力規制委員会が現地調査

テレビ愛知

原子力規制委員会が6月14日、静岡県の浜岡原子力発電所で解体と撤去が進む1号機と2号機を現地調査しました。

浜岡原発の1号機と2号機は、建設後に見直された耐震基準を満たさないため、2009年に運転を終えました。

2042年度の完全廃止を目標に、現在は4段階ある廃止工程のうち、第2段階にあたる原子炉周辺設備のタービンや発電機などの解体が進められています。

14日は規制委員会の委員ら10人が調査に訪れ、1号機のタービン建屋では発電機の解体の様子を、2号機の原子炉格納容器の内部では解体手順などを確認しました。

中部電力は2024年3月、原子炉本体を解体撤去するための申請を国に提出していて、14日の調査の結果も踏まえ、規制委員会が申請を認めるかどうか審査します。

原子力規制委員会 田中知委員:
「中部電力は放射レベルや解体の方法を考えて、しっかりと対応していることがわかった」

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