『マッドマックス:フュリオサ』応援上映開催!気合のコスプレ、ファンの声援に熱狂

V8!『マッドマックス:フュリオサ』応援上映が開催

映画『マッドマックス』シリーズ最新作『マッドマックス:フュリオサ』(全国公開中)の応援上映が13日、新宿ピカデリーで開催され、多数のシリーズファンが来場。スクリーンに主人公・フュリオサ(アニャ・テイラー=ジョイ)や宿敵のディメンタス将軍(クリス・ヘムズワース)、荒野の支配者イモータン・ジョー(ラッキー・ヒューム)、白塗りの武装集団ウォーボーイズが登場する度に配布されたタンバリンを手に歓声を上げ、迫力満点のアクションシーンに酔いしれていた。

この日、新宿ピカデリーの入口付近に設置されたフォトスポット「ライド・ザ・ウォーボーイズ軍団」には、応援上映に参加するファンやスタッフが集まり、記念写真を収める姿が見受けられた。いざ開場すると、マッドマックスの世界観を意識した衣装に身を包んだファンらが入場し、場内は映画の世界観さながらの雰囲気に。会場に駆けつけたファンの一人である「新ジ第1分隊」さんは「これはコスプレというかオマージュです」と自作の衣装をカメラの前で披露してくれた。「『マッドマックス』を意識した和装です。汚しの部分にこだわって作りました」とこだわりを明かしてポーズを決める。

参加型上映を企画・運営する「V8J絶叫上映企画チーム」も思いを込めたマッドマックスのコスプレを披露。ウォーボーイズはもちろん、イモータン・ジョーまで、劇中の人気キャラを幅広く再現していた。V8Jは、2015年に『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の応援上映に駆けつけたファン有志により結成されたといい、この日のコスプレもメンバーそれぞれが各自で自作して来たものだという。

上映が始まると、ファンたちがタンバリンを手に声をあげ、フュリオサの戦いを盛り上げる。冒頭、幼いフュリオサがバイカー軍団にさらわれる場面では、バイクにまたがってバイカーたちを追う母、メリー・ジャバサ(チャーリー・フレイザー)に「気をつけて!」と口々に声援が。その後もウォーボーイズやイモータン・ジョーが登場すると大歓声が沸き起こり、フュリオサの師となる警護隊長ジャック(トム・バーク)には「かっこいい!」と黄色い声援も飛んだ。

上映後、V8Jの小池勇規氏は「思っていたよりみんなセリフを覚えていて、(フュリオサのセリフ)「ボミー・ノッカー、ナウ!」の場面ではみんなが嬉しそうに言っていました。(配布された)タンバリンも(ウォータンクの後部に取り付けられた鎖に繋がれた武器の)ボミー・ノッカーが回るシーンや、ホイールが回るチェーンの音に合わせて嬉しそうに鳴らしていたので、すごくいいなと思っていました」と客席の様子を振り返る。イモータン・ジョーのコスプレで注目を浴び、コスプレの輪の中心にいたライヒ氏は「マスクだけ購入してあとは自前です。素材だけで5万円くらいかけました。2か月くらいで作りました」とコスプレの制作過程を明かしていた。

本作は『怒りのデス・ロード』に続いてジョージ・ミラーが監督を務める『マッドマックス』シリーズ最新作。世界崩壊から45年後を舞台に、故郷からさらわれディメンタス将軍率いるバイカーたちの手に落ちたフュリオサが、荒廃した世界で城塞都市の支配者イモータン・ジョーとの戦いに巻き込まれる様を描く。

また応援上映について、6月23日に新宿ピカデリーで追加開催が決定。来場者には応援の熱をMAXに高めるオリジナルうちわも配布予定となっている。企画詳細は後日公式ホームページで明かされる。(取材・文:名鹿祥史)

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