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本格的な夏を前に、すでに深刻な水不足がコメ農家を直撃しています。県内の一部の田んぼでは、田植えを終えたあとにイネが枯れる被害が出ています。
水がなく、ヒビが入る田んぼ。イネの一部は黄色くなり、枯れかかっています。
■生産者 関隆さん
「全然水がなくて2週間入っていない。これは諦めた。諦めるのはいいけど、せっかく田植えして育ったのに稲が枯れてくのはつらい。」
魚沼市の専業農家・関隆さんの田んぼでは、約50aの田んぼでイネが枯れる被害が出ています。冬の少雪と、春からの雨の量が少なく水源となる沢の水が枯渇してしまったことが水不足の原因と見られています。去年も猛暑の影響で、コメの品質が低下しました。
今年も田植えを終えたばかりでしたが、すでに被害が出てしまいました。
■生産者 関隆さん
「成長が止まっている。小さい。ここは去年も枯れた、今年は早い時期から枯れた。来年からは作付けしない。今時、梅雨時期に水がないのは経験がない。若い連中になったらコメ作り難しい。」
最新の予報によると、県内を含む北陸地方の梅雨入りは6月25日ごろの見通しです。関さんは、まとまった雨に期待しながらイネの生育を見守ります。