年金支給日は特殊詐欺に警戒!「定額減税」や「新紙幣発行」を悪用した手口にもご用心

鳥取県警や金融機関などが、年金支給日にあわせ鳥取市内のショッピングモールで、特殊詐欺被害防止の広報活動を行ないました。

「詐欺の被害を防ごうということで、“知ろう詐欺”で因幡の“白うさぎ”のお菓子が入ってますので、お早めに食べてください」

鳥取県警が実施した広報活動には、警察や金融機関などあわせて19の機関から約40人が参加。特に特殊詐欺に警戒が必要な年金支給日に合わせ、買い物客にチラシやお菓子などを手渡し、注意を呼びかけました。

買い物客:
生活に充てている年金などは(詐欺にあうと)生活に響いてくるので、身内としても気を付けないといけないと思う。

買い物客:
「気をつけないといけないなと思います。(詐欺の電話を)相手にしないということですね。

2023年に県内で確認された特殊詐欺の件数は74件で、被害額は3億3300万円あまりと、いずれも過去最悪を更新。2024年に入っても被害があとを絶たず、5月末の時点で被害件数は30件と、去年の同じ時期を上回っています。

鳥取県警生活安全企画課・宮辻美和室長補佐:
県下の金融機関のみなさんに協力していただき、より多くの窓口で詐欺にあいそうな方に声をかけられるようになった。県民全体で詐欺を防いでいきたい。

警察は、今後想定される詐欺の手口として、6月から始まった「定額減税」を騙ったものや、7月の新札切り替えに合わせて「旧紙幣が使えなくなる」などと騙ったものが増える恐れがあるとして注意を呼びかけています。

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