きょうも真夏日 熱中症・高温障害対策など確認

県内は14日も各地で気温が30度を超える真夏日となった。この先も来週にかけて暑さが続く見込みで、県の連絡会議では熱中症対策や農作物の高温障害への対策が確認された。

本州付近を覆う高気圧の影響で、県内は14日も晴れの1日となった。
各地で気温も上がり、最高気温は米沢で32.1℃、山形で31.7℃、長井と高畠で31.6℃など、22ある観測地点のうち11カ所で真夏日となった。
また午後4時時点で熱中症の疑いで搬送されたのは軽症1人で、県外から寒河江市に帰省していた75歳の女性が屋内で体調を崩した。

この連日の暑さを受け、県は14日、高温に関する庁内の連絡会議を今年初めて開いた。
会議では熱中症対策として、県内274カ所を指定した「クーリングシェルター」の利用を県民に積極的に呼びかけていくことや、スポットクーラーの活用や運動会・体育祭の実施時期を見直し学校などでの事故防止を図っていくことが確認された。

また、農作物への影響も報告され、収穫期を迎えているサクランボに急激に着色が進み熟しすぎの傾向がみられるとして、特に佐藤錦は「直ちに収穫を」と広報車やラジオで呼びかけていくこととした。
さらに、最上地域の農業用ため池の貯水率が平年の半分以下となっており、節水などの水の管理を今後きめ細かく行うよう周知していく。

(県防災危機管理課・岩月広太郎課長)
「なるべく熱中症にならないように、農作物についても高温の影響が出ないように、あとは出る前に収穫していただくなど心掛けていただきたいと考えている」

県内は15日以降もしばらく暑さが続く見込み。
15日は山形・米沢で33℃、酒田・新庄で31℃まで気温が上がると予想されている。
エアコンを適切に使う、水分や塩分を積極的に取るなど、熱中症対策をしっかり行いたい。

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