初の定例県議会で木村知事「県民が主人公の県政目指す」【熊本】

木村知事にとって初めてとなる定例県議会が14日、開会しました。

木村知事はマニフェストの実現に向け854億円を増額する一般会計補正予算案などを提出。「県民が主人公の県政を目指す」と述べました。

知事となって初めて臨む定例県議会。

木村知事は予算説明に先立ち知事としての決意を述べました。

【木村知事】
「自ら現場を訪問し、なるべく多くの県民の方々、特になかなか声があげられない方、弱き声、小さき声、そうした声にもしっかりと耳を傾け、県民の皆さまとともに対話と挑戦を続けながら県民が主人公の県政を推し進めてまいります」

木村知事はマニフェストに掲げていた政策の実現に向け総額約854億円の補正予算案を提出しました。

主な事業としては、木村知事が「喫緊の課題」と位置付ける『渋滞解消』に向けた事業でセミコンテクノパーク周辺の信号制御の見直しや右折レーンの延伸に2億1900万円など総額75億8100万円。

半導体関連企業の集積に伴う『地下水保全対策』として地下水位の観測データをモニタリングするシステムの構築などに2800万円。

『こどもまんなか熊本』の実現に向けては出産、子育てに対する支援強化などに合わせて3200万円が盛り込まれています。

6月定例県議会は7月5日までです。

なお、不倫と賭けゴルフの疑惑が報じられ、2月議会の途中から「体調不良」で欠席していた増永 慎一郎県議が今議会から出席。

賭けゴルフは否定した上で不倫問題は認め、改めて謝罪しました。

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