引退することが発表された「幸せの黄色い新幹線・ドクターイエロー」が、新大阪駅にやってきた。
■引退発表の「ドクターイエロー」が新大阪に到着
記者リポート：午後5時すぎです。新大阪駅のホームに、ドクターイエローがゆっくりと入ってきました。
14日夕方、新大阪駅に到着したのは、“見ると幸せになれる”と言われ親しまれている「ドクターイエロー」。
JR東海とJR西日本がそれぞれ運行しているが、老朽化のため、JR東海が来年の1月、JR西日本が2027年以降に運行を終了すると、13日に発表した。
■レールなどの点検のため、10日に１度運行
JR東海・丹羽俊介社長：『幸せの黄色い新幹線』といったキャッチフレーズで愛していただいたということで、あらためてこれまでのご愛顧に感謝。
レールなどの点検のため、10日に1度の割合で運行される「ドクターイエロー」。14日は、東京駅をお昼頃に出発、強い日差しの中、鮮やかな黄色い車体が走り抜ける。
■居合わせた幸運な人たち
そして、新大阪駅に到着。時刻表は、公表されていないため、偶然、その場にいた幸運な人たちが、カメラを向ける。
ドクターイエローを見た人：ダイヤが公開されていないので、見れたらうれしい。なかなか出会えないところが好き。
ドクターイエローを見た人：幼い頃に何回か見たことあって、きょう見るのは久しぶり。こういう珍しい列車がなくなるのはさみしい。
ドクターイエローを見た人：3回目だけど、いつ見てもカッコイイ。（Q言葉をかけるなら何て言いたい？）もう10年ぐらい走ってほしい。
■引退の日まで人々を笑顔に、走り続ける
そして、ドクターイエローは、新大阪駅を後に出発。人々を笑顔にする黄色い車体は、引退までしばらく走り続ける。
（関西テレビ「newsランナー」2024年6月14日放送）
