福岡県議の海外視察 ”維新”が情報公開など要望

福岡県議会議員の海外視察について、県議会の会派「日本維新の会」は議長に情報公開などを求める要望書を提出しました。

県議会に設置した超党派の議会改革プロジェクトチームに入っていない日本維新の会の新開崇司代表らは13日、海外活動の予算や調査内容を全会派に示したうえで議決することや、議会改革プロジェクトチームに外部の有識者を出席させることなどを求める要望書を香原勝司議長に手渡しました。

香原議長は受け取った要望書をその場で一読し、「プロジェクトチームに渡しておく」と応じたということです。

県議の海外視察を巡っては、議員らが南アフリカやドバイなどを視察した際の費用が公費でまかなわれたものの、報告書の提出義務がないことなどが問題視されています。

14日には3回目のプロジェクトチームの会議も行われ、実態に合った予算計上を徹底することなどが話し合われました。

終了後、取材に応じた自民党県議団所属の野原隆士座長は日本維新の会からの要望書について、「会議の中で報告を受けたが、こうした意見の取りまとめ方は現時点では何も考えていない」と話しました。

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