【裁判】元夫を包丁で刺殺した女の控訴を棄却 広島高裁松江支部は懲役9年の実刑判決を支持

2021年に米子市で、同居していた元夫を殺害した罪に問われている裁判で、一審で懲役9年の実刑判決を言い渡された女に対する控訴審の判決公判が開かれ、広島高裁松江支部は、一審判決を支持し、控訴を棄却しました。
米子市の被告の女(51)は、2021年5月、当時同居していた元夫の背中を包丁で刺すなどして殺害したとして、殺人の罪に問われています。
2023年11月に開かれた一審の鳥取地裁は、懲役9年の実刑判決を言い渡していました。弁護側は、被告が犯行当時は心神耗弱状態にあり、殺意はなかったとして控訴していました。
14日の控訴審判決公判で、広島高裁松江支部の松谷佳樹裁判長は、被告が犯行時に元夫を包丁で刺したことやビールジョッキで殴ったことを具体的に覚えていることから殺意は認められるとして、一審判決を支持し、控訴を棄却しました。
弁護側は、上告するかについて本人と相談して決めるとしています。

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