新野球場建設に向け鈴木知事が“官民一体の協議会”設立へ 浜松市長らのドーム型案採用の要望受け 静岡

静岡県が浜松市に建設を計画している新たな野球場について、中野祐介 市長などが6月14日に県庁を訪れ、改めて多目的ドーム型案の採用を求めると、鈴木康友 知事は官民一体の協議会を設ける意向を示しました。

浜松市中央区篠原地区にある遠州灘海浜公園に建設が計画されている野球場をめぐっては、静岡県が屋外型2案とドーム型をベースに基本計画を策定し、県議会には6月定例会で示す方針です。

こうした中、浜松市や経済界などで組織する期成同盟会は14日、鈴木知事に改めて収容人数が2万2000人規模のドーム型スタジアムの早期実現を要望しました。

また、要望書では野球以外のイベントも開催できる施設を求めていて、鈴木知事は官民が一体となった協議会を設置する考えを明らかにしています。

鈴木康友 知事:
県・市・関係者できれば民間も入ってもらって、民間の知恵も最大限活用しながらコストダウンに努めながら良い施設を作っていく協議の場を作りたいと思う

ドーム型をめぐっては建設費が370億円と試算されているものの、資材や人件費の高騰からさらに増える見通しとなっていて、鈴木知事は6月11日の会見で議会と丁寧に議論したいと述べています。

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