色・糖度・詰め方など審査 サクランボ「佐藤錦」の出来栄え競う品評会

今年も県内の生産者たちの自慢のサクランボがそろった。出荷のピークを迎えている主力品種「佐藤錦」の品評会が山形市で開かれた。

鮮やかな宝石のように輝くサクランボ。14日、山形市で、JA全農山形が主催する「佐藤錦」の品評会が行われた。
この品評会は、栽培技術の向上とブランド力のアップを目的に行われているもので、県内全域から「パック詰め」10点と、「バラ詰め」が18点の佐藤錦が出品された。

色の付き具合や糖度・詰め方など9つの項目で審査し、その結果、最優秀賞にあたる農林水産大臣賞には、JAさがえ西村山の菊地俊之さんの佐藤錦が選ばれた。
JA全農山形によると、今年は暑さで栽培管理が難しかったそうだが、品評会に出された佐藤錦は、去年の平均糖度23.3度を上回る25.9度だった。

(山形県さくらんぼ品評会・米野智弥審査委員長)
「タイトな日程の中で、きちんと管理をされて素晴らしいおいしいサクランボに仕上げてもらったのはサクランボ農家の生産者の皆さんのレベルの高さかなと非常に感激している」

品評会に出品された佐藤錦は、15日から仙台市の百貨店藤崎で販売される。

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