【大分】誤って生乳に洗浄水が混入

大分県立の農業大学校から出荷した生乳に、殺菌・消毒に使う洗浄水が混入したことがわかりました。市場には出回っていません。

大分県立農業大学校では、飼育している牛からしぼった生乳を、県酪農業協同組合に出荷しています。

通常、乳を搾る搾乳を行う前に、洗浄水を用いて配管をきれいにしますが、12日は搾乳の時間を早めたため、経路の切り替えを誤り生乳に混入したということです。

県酪農業協同組合が確認したところ、乳成分が通常より薄かかったため、大学校側に連絡。洗浄水の混入がわかりました。

洗浄水の主成分は、細菌やウイルスに効果がある次亜塩素酸ナトリウムです。

ほかの生産者から集めた生乳とあわせておよそ70トンを廃棄したため市場には流通していません。

農業大学校は、複数職員でのチェックを徹底し再発防止に努めるとしています。

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