公共インフラを守る手助けに「電柱」の写真を児童たちがアプリで収集

電柱の写真を撮ってアプリに投稿すれば、公共インフラを守る手助けに。東北電力ネットワークは山形市内の小学校でアプリを使ったイベントを開いた。

これは送配電などを手掛ける東北電力ネットワークが、マンホールや電柱といった公共インフラをスマートフォンなどで撮影し投稿するとポイントを獲得できるアプリ「TEKKON」を活用し開いたもの。今回は山形第四小学校5年生の児童が「TEKKON」の入ったタブレットで学校周辺の電柱を撮影して歩いた。アプリでは、1本の電柱につき、写真4枚を撮影するのがルールで、児童たちは電柱の名前が書かれたプレートや電柱の全景を入れるために角度を気にしたりしながら写真を撮っていた。

(児童)
「楽しかったし電柱のことをいろいろ知れてよかった」
「楽しさもあるけれど勉強もできるのが面白かった」
「電力会社の人に少しは役に立ったかなと。楽しかったしよかった」

東北電力ネットワークでは、管内で約370万本の電柱を管理していて、担当者が5年に1回の割合で電柱を実際に見て回っている。
こうした作業もアプリで集められた電柱の写真を見れば、状態を把握できるので巡視にかかるコストの削減も期待できるという。

(東北電力ネットワーク配電部・居鶴恭義主査)
「電柱も通常歩いていると目につかないということで、こういうイベントを通すことで子どもたちや親にもこんなことをやってきたと分かってもらい、少しでもインフラ設備に興味を持っていただければ」

東北電力ネットワークでは去年からアプリを使った実証実験を行っていて、山形市では、15日から3日間撮影イベントが行われる。

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