旧型特急「やくも」ラストランに鉄道ファン殺到…聖地「ネウクロ」で横行する“撮り鉄”の危険行為 身勝手な言い訳も

6月14日、旧国鉄カラーがラストランとなった特急「やくも」。
最後の走りを見届けようと多くの鉄道ファンが集まった中、目についたのが、一部の“撮り鉄”らによる危険な行為。
「イット!」は、現地の様子を取材した。

ラストランに撮り鉄“聖地”で危険撮影

駅のホームでカメラを構える大勢の人々。
そこへやってきたのが、6月14日ラストランを迎えた特急「やくも」だ。

最後の走りを見届けようと、多くの鉄道ファンが集まった。

“撮り鉄の聖地”といわれる通称「ネウクロ」では、多くの人がマナーを守って撮影する一方、危険な撮影を行う撮り鉄もちらほらいた。

「立ち入り禁止」と書かれた張り紙があるが、金属製のフェンスより線路側にカメラが置かれている。

この場所では以前から、線路脇に侵入して走る列車に近づく危険な撮影が相次いでいたため、フェンスが設置された。

しかし、そのフェンスによじ登って撮影していた男性を直撃すると、身勝手な答えが返ってきた。

立ち入り禁止エリアで撮影した人:
ガードマンに何も言われない。俺もマナーいいとは言わんけど、撮るときは構えちゃうからどうしようもない。

このスポットでは、以前から危険な撮影に及ぶケースが相次いでいて、撮影マナーの向上が求められている。

黄色い新幹線“引退”発表後初の姿

一方、東京駅では、“新幹線のお医者さん”として親しまれ、見ると幸せになるともいわれる、幸せの黄色い新幹線「ドクターイエロー」が、引退発表後初めての姿を見せた。

車両の老朽化で、JR東海のドクターイエローは2025年1月、JR西日本の車両は2027年以降に引退するということだ。
(「イット!」6月14日放送より)

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