2021年10月8日の阪神戦以来、980日ぶりとなる白星を噛みしめた
■ヤクルト 5ー3 オリックス（14日・京セラドーム）
ヤクルトの奥川恭伸投手が14日、京セラドームで行われたオリックス戦に先発登板し、5回1失点で980日ぶりの白星を掴んだ。最速151キロをマークするなど、ブランクを感じない投球。3奪三振無四球でわずか79球と持ち味を出した。
2022年3月29日の巨人戦（神宮）以来、808日ぶりの1軍マウンド。初回から1点の援護をもらうと、3回まで毎回走者を出しながら無失点に封じた。4回には杉本にソロを浴びたが、5回は初の3者凡退。勝利投手の権利を持って降板した。
敵地ながら登板イニングの終わりには、本拠地での登場曲にしているOfficial髭男dismの「宿命」が流れた。3点差の6回は、2番手の大西が無失点。7回に石山が2点を失ったが、山本、木澤、田口と5投手の継投で2点差で逃げ切った。
奥川は星稜高（石川）から2019年ドラフト1位で入団。2年目の2021年には9勝を挙げ、日本一に貢献した。しかし、2022年は1試合の登板のみ。右肘の故障などで苦しんだ。今季は2軍で6試合に登板して2勝2敗、防御率3.51の成績。
2021年10月8日の阪神戦以来、980日ぶりとなる白星を噛みしめた。ヒーローインタビューでは号泣。「今日もたくさんのファンの方に……温かいご声援をいただいて……本当に嬉しかったです」と言葉に詰まった。「これからも勝ちにむけて腕を振り続けたいと思います。応援よろしくお願いします」と語った。（Full-Count編集部）
