備前市は14日、市出身の山本由伸投手(25)が所属する米大リーグ・ドジャース戦に中高生世代を招く今夏の観戦ツアーについて、定員の200人を上回ったことから市内で公開抽選会を開いた。8月上旬と下旬の計2回行い、1人60万円の助成が受けられる。
応募総数は299人。内訳は上旬(8月4~8日)が定員150人に対し242人、下旬(同22~26日)が50人に57人。藤田政宣副市長ら市幹部がパソコンを使って抽選に臨み、当選番号を掲示した。市ホームページに掲載しているほか、17日にメールで通知予定。
生徒らも来場して抽選を見守り、当選した備前中3年男子(15)は「夢のよう。球場の雰囲気や選手の躍動感あふれるプレーを味わいたい」。備前中2年男子(13)は「由伸投手に登板してほしい。街や文化に触れるのも楽しみ」と話した。
事業費1億2960万円は、ふるさと納税などの寄付金を充てる。