ブライトン退任のデ・ゼルビ氏、マルセイユと3年契約で口頭合意か 

写真:デ・ゼルビ氏はマルセイユの監督に就任する見込みのようだ

今シーズン限りでブライトンの監督を退任したロベルト・デ・ゼルビ氏が、リーグ・アンのマルセイユの監督就任に迫っているという。イタリアメディア『Calciomercato.com』が伝えている。

現在45歳のデ・ゼルビ氏は、約2シーズンをブライトンで過ごし、クラブ史上初となるUEFAヨーロッパリーグ出場権を獲得するなど、同クラブの躍進に大きく貢献した。しかし、オーナーのトニー・ブルーム氏とクラブの方針についてそりが合わず、今シーズン限りでのブライトン退任が決まった。

『Calciomercato.com』が報じたところによると、すでにデ・ゼルビ氏は、マルセイユの監督に就任することで口頭合意に達しており、現在は契約の詳細を詰めているところだという。そしてマルセイユは、2027年夏までの3年契約を提示していると伝えられている。

デ・ゼルビ氏はブライトンをすでに退任したものの、ブライトンとの契約で定められていた契約解除条項の効力がいまだにあるようだ。デ・ゼルビ氏が即座に新チームで指揮をする場合には契約解除金をブライトンに支払う必要があり、マルセイユは600万ユーロ(約10億円)を支払う予定だという。

またデ・ゼルビ氏は、「私はコーチングが好きだ。イングランドでは楽しい時間を過ごした。今後はどうなるか見てみよう」と、早期の監督業復帰への願望を口にしている。加えてイタリア人監督の能力の高さについて「イタリアの監督が最高だ」とし、以下のように語っている。

「試合への理解という点で、私たち(イタリア人監督)に勝てる人はほとんどいない。監督は規律、組織力、選手に自信を与える上で決定的な役割を果たす。(ルチアーノ)スパレッティはナポリで奇跡を起こし、(ジャン・ピエロ)ガスペリーニは今日だけではなく、何年もの間セリエAを変えてきた」

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