ソフトバンク 小久保監督「筑後ホークスの活躍で勝てました」笹川プロ初安打→広瀬が決勝プロ初アーチ「急に伸びた」

 阪神に勝利しナインを迎える小久保監督(中央)=撮影・山口登

 「ソフトバンク2-0阪神」(14日、みずほペイペイドーム)

 ソフトバンクがパ・リーグひとり勝ちで両リーグ最速40勝に到達し、2位・日本ハムとのゲーム差を「8」に広げた。また、貯金は今季最多の22とし、交流戦では首位の楽天に1ゲーム差に迫り、逆転優勝に望みをつなげた。

 本拠地初お立ち台に上がった2人の若鷹が輝いた。両チーム無得点で迎えた五回、2死からプロ初スタメンだった8番・笹川がプロ初安打で出塁。盗塁も決めてチャンスを拡大すると、9番・広瀬は阪神先発・伊藤将の高めボールを左翼ホームランテラスへプロ1号の先制2ランを運び、これが決勝点となった。

 小久保監督も「阪神先発の伊藤将がコーナーを突く彼らしいピッチングで打ちあぐねてたんですけど、今日は若い力といいますか、久しぶりの『筑後ホークス』の活躍で勝てました」と2人を称賛。2軍監督時代から手塩にかけて育てた笹川については「この時期に1軍に呼べるとは正直、思っていなかったですね。成長スピードが速いというか急に伸びたという感じ」と話した。

 そして、殊勲の一発の広瀬についても「彼らしい高めのさばきといいますかね。真ん中付近はあまり打っていないんですけど、高めのボールは強いですね。僕も直接は知らないんですけど、(慶大の先輩の)正木が悪球打ちと言っていたので。多分間違いないと思いますね。同じ大学でやっていたので」とジョークを交えながら活躍を喜んだ。

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