法案審議中なのに…自民横浜市連、7月にパーティー開催予定 内部からも疑問の声

自民党本部(資料写真)

 自民党の政治資金パーティー裏金事件を受け、国会で政治資金規正法改正案の審議が進む中、自民横浜市連が来月11日にパーティーの開催を予定していることが分かった。全国的に開催を見送る動きが相次ぎ、市連会長の佐藤茂市議が今月上旬の定期大会で岸田文雄首相に退陣要求を突き付けた直後というタイミングも相まって、市連内からも疑念の声が上がっている。

 市連は毎年夏に「時局講演会」と題したパーティーを開催。所属する市議や市内選出の県議、衆参議員が会費1万円の券を後援者らに販売している。政治資金収支報告書によると、2022年の収入は631万円だった。今年は木原稔防衛相を講師に招くという。

 市連の幹部は「位置付けはパーティーになるが、あくまでも昼食の弁当を食べてから講演を聞く勉強会」と説明。市連が毎年11月ごろに開く資金集めが主眼のパーティーとは「色合いが全く違う」と強調した。

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