【宮島ボート・GⅠ宮島チャンピオンC】深谷知博 逃げてGⅠ3勝目「少しずつ流れが良くなっている」

「優勝」の特大しゃもじも受け取った深谷知博

ボートレース宮島のGⅠ「宮島チャンピオンカップ開設70周年記念」は14日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇の深谷知博(36=静岡)が逃げ快勝。GⅠは2020年2月の浜名湖66周年以来4年4か月ぶり3回目、通算では44回目の優勝を飾った。

優勝戦インからコンマ09のSを決め、3コースからまくり差しを狙った山口剛が猛追するが、2M先に回って振り切り独走態勢を固めた。

「エンジン上積みできてしっかりしていたので、信頼していた。気象条件で難しいSだった。山口選手がずっと見えていたが、何も考えずいつも通りのターンをすることを考えていた。納得のレースができた」と振り返り、優勝を噛みしめた。

3月の戸田SGクラシックはケガで欠場。「年始から調子が上がらなかったが、前節の住之江(GⅠ)で優出できた。少しずつ流れが良くなっている」とリズムを取り戻しつつある。

これで賞金ランキングは24位に浮上。「この優勝で流れをつかんで、年末のグランプリに乗れるように、一走一走いつも通り走りたい」と、グランプリに向けて一走入魂で突き進む。

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