東大、博士課程入学者向け新支援制度 BOOST NAIS開始 高度AI人材の育成目指す

東大は4月24日「次世代知能社会を先導する高度AI人材育成(BOOST NAIS)」プロジェクトで新規生の募集を開始した。次世代のAI研究を担う人材育成を目的に、本年度博士課程に進学した学生から約25名を全学的に募集し研究を支援する。

AI分野の研究・開発の推進につながる専門性を申請資格とし、採用者には月額28万円の研究奨励費と年間54万円の研究費が支給される。異分野との研究交流会など独自の育成プログラムに加え、SPRING GX(GXをテーマにした既存の博士課程生向け支援制度)の全てのプログラムの提供を予定している。修了後には10年間の追跡調査も行う。

科学技術振興機構はAI分野での国際的な人材獲得競争の高まりを受け、国内の人材育成のため「国家戦略分野の若手研究者及び博士後期課程学生の育成事業」(BOOST)を開始。応募があった各大学の支援制度案の審査を経て、東大を含む29件のプロジェクトが採択された。新制度はBOOSTの助成金交付を受け、実施される。

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