旧門司駅遺構解体へ 北九州市議会が予算案可決

北九州市議会は14日、旧門司駅の関連遺構の追加調査費を含む補正予算案を可決しました。

本議会では、総額約12億6700万円の補正予算案が賛成多数で可決されました。

その中には旧門司駅関連遺構の追加発掘費2850万円も含まれ、来月から発掘調査を行い記録保存したうえで、複合公共施設の建設に着手する見通しです。

また、議員報酬削減に関する条例改正案も可決されました。

武内市長は「事業をしっかり前に進めていくという予算案をご承認いただいたことは心から感謝を申し上げる」と述べました。

一方、日本イコモスの副委員長が会見を開き、「価値ある遺構が危機に瀕している」として、イコモスが遺構の保存に向けた声明の発出を検討していると明らかにしました。

© 九州朝日放送株式会社