トヨタが3車種の生産停止を継続決定 「クラウン」新型車の発売は延期に

生産停止の3車種

トヨタ自動車は、自動車の量産に必要な「型式指定」の申請で不正が見つかった3つの車種の生産停止について、来月以降も継続すると決めました。トヨタの「型式指定」をめぐっては、7車種で認証不正が見つかり、「ヤリス クロス」「カローラ フィールダー」「カローラ アクシオ」の3車種の生産を停止しています。

3車種を生産していたのはトヨタ自動車東日本の宮城大衡工場と岩手工場です。

停止期間は、今月6日から少なくとも28日までとしていましたが来月31日まで継続することに決め、その後の再開時期は現時点で未定としています。

3車種の部品供給メーカーは全国で1000社ほどあります。

トヨタが直接取引する「1次仕入先」のうち影響を受ける約100社で、当初発注を計画していた部品に関しては代金を前払いで補償する方針です。

また、不正問題を受け、新型車の「型式指定」の取得に向けた手続きを停止していて、今年半ば以降に発売予定としていた「クラウン エステート」の発売延期を決めたということです。

トヨタは、「おととしの発表以来、長らくお待ちいただいている中での度重なる延期となり、深くおわび申し上げます」とコメントしています。

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