『千と千尋の神隠し』千尋が働く「油屋」本当は何と読む? 舞台ロンドン公演も大好評

[『千と千尋の神隠し』にて、千尋が働くことになる「油屋」。これまで何と読んでいましたか?

(画像はスタジオジブリ公式サイトのスクリーンショット)

本記事では、主人公が働くことになる「油屋」にまつわる豆知識をご紹介。

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■千尋が働くことになる「油屋」

不思議な世界に迷い込み、罰を受けて豚にされてしまった両親を助けるために、千尋が働くことになる湯屋「油屋」。

経営者である湯婆婆をはじめ、ボイラー室の釜爺とススワタリたち、頼もしくて心優しい先輩・リン、そしてハクと出会い、千尋はここで大きく成長していきます。

そんな「油屋」の屋号について、以前『金曜ロードショー』(日本テレビ系)の公式Xが「湯婆婆が経営する湯屋(ゆや)の屋号は『油屋』。『あぶらや』と読みます。つまり“湯屋『油屋』”は『ゆや・あぶらや』と読むのです」と解説し、注目を集めました。

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■「あぶらや」と読んでいた人は約3割

Sirabee編集部が全国の10代~60代の『千と千尋の神隠し』を観たことがある男女839名を対象に行なった調査では、「油屋」を「あぶらや」と読むと答えられた人は、全体で35.5%。

また同アカウントによると、「現実の世界でも温泉宿や商店で『油屋』の屋号をもつ店は多い」といいます。

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■「神様がお湯屋に」設定のヒントは…

また、『金曜ロードショー』公式Xは、油屋の設定について「神様がお湯屋に疲れを癒しに来る、という設定は長野県南部の遠山郷などで、毎年12月に行われるお祭り『霜月祭』が発想のヒントに」とも解説。

宮崎駿監督は「日本中の神様を呼び出してお風呂に入れて元気にするっていう非常に面白いお祭りがあるんです」。

「日本の神様たちって本当にささやかな人たちだと思うんですよ。(中略)どうしてそういう神様たちを登場させたのかというと、日本の神様たちは、きっとものすごくくたくたになっていると思ったからです。そしたら二泊三日で骨休みにお風呂屋さんに来るに違いないと思ったんです。霜月祭と同じようにね」とも語っていたといいます。

(文/Sirabee 編集部・衣笠 あい)

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年12月20日~2023年12月25日 調査対象:全国10代~60代の『千と千尋の神隠し』を観たことがある男女839名

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