「30本30盗塁を達成しそうな勢いだ」ド軍専門メディアが大谷翔平の盗塁数にフォーカス!! 指名打者として異例の数字を期待「リーダーボードで上位に」

日本人スターの「足」への期待も高まっている。

今シーズン、指名打者として出場を続けるロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は現地時間6月12日、テキサス・レンジャーズ3連戦の初戦で今季15個目の盗塁を決めた。すでに、2021年でマークしたキャリアハイとなる26個の半数以上の盗塁数を記録したことになる。

シーズン折り返しを前にしながら、現在まで増え続ける大谷の盗塁数にはドジャース専門サイト『TRUE BLUE LA』も注目しており、球団やMLBの過去の記録などと照らし合わせている。

現地時間6月13日、同メディアは公式サイト上で、「ドジャースはフランチャイズ史上、30本塁打と30盗塁を記録したシーズンは3度しかなく、2011年のマット・ケンプ以来出てない。今年のオオタニは、メジャー史上指名打者として前例のない30本塁打30盗塁を達成しそうな勢いである」と論じている。

また、指名打者での盗塁数について、「シーズン25盗塁以上を記録した主な指名打者は、2021年のオオタニ(26盗塁)と、1975年にDHで53試合、一塁で28試合、外野で15試合にスタメン出場しながら、カリフォルニア・エンジェルスとオークランド・アスレチックスで26盗塁を記録したトミー・ハーパーだけである」などと振り返り、大谷の数字が偉業であることを強調。

他にも、「ドジャースは2014年以来、30盗塁を記録した選手はいない」と指摘しながら、残りのシーズンでの大谷のパフォーマンスに「オオタニのホームランは当然のことかもしれないが盗塁に関して、ベースでの彼の活躍も見逃せない」と見通している。

先月中旬以降、ハムストリングの負傷に苦しんだ大谷だったが、レンジャーズとのカードで2試合連続本塁打を放ったことで同メディアは「怪我の影響がなくなったことの証かもしれない」と指摘。そして打撃面とともに、「オオタニはすでに、球団史上最もベースでの成績が多いドジャースの指名打者だ。走塁面でも、彼は今シーズン、メジャーリーグのリーダーボードで上位に上がることができるだろう」と期待を寄せている。

スラッガーとしてのバッティングと同様に、走塁面でも相手チームにとって大きな脅威となっている大谷。打者専念のシーズンを送る中でも勝利への強い意欲を示しながら、ドジャースナインを力強く牽引していく。

構成●THE DIGEST編集部

© 日本スポーツ企画出版社