渋野日向子「上だけを見て」10位で週末へ 古江彩佳と西村優菜16位

10位で決勝ラウンドに進んだ渋野日向子(撮影/亀山泰宏)

◇米国女子◇マイヤーLPGAクラシック for Simply Give 2日目(14日)◇ブライズフィールドCC(ミシガン州)◇6556yd(パー72)

伸ばし合うロースコアの展開は続き、この日のベストスコア「63」をマークしたアリー・ユーイングと「65」で回ったグレース・キム(オーストラリア)が通算11アンダーで首位に並んだ。

22位スタートの渋野日向子は5バーディ、1ボギーの「68」でプレー。首位に4打差、日本勢最上位の通算7アンダー10位とトップ10圏内で決勝ラウンドに入る。

「あまりショットが良くなかった」という2日目はフェアウェイキープ率が46%(6/13)と初日よりも下がったが、「思ったより飛んでいたり、よく振れていた」とメンタルは前向き。後半14番と18番のパー5では、ともに2オンに成功してバーディにつなげた。小技もさえてバンカーセーブ率は100%(3/3)を記録。「難しいパーパットをしっかり決めきれたホールも多かった」と1ボギーに抑えたラウンドを評価し、「良い位置で迎えられると思うので、しっかり上だけを見て頑張りたい」と週末の戦いを見据えた。

渋野と同じく22位から出た西村優菜は「69」、33位の古江彩佳も5バーディ、1ボギーの「68」と伸ばし、ともに通算6アンダーの16位に浮上した。3日目の目標を「ビッグスコア」と口をそろえ、ムービングデーでさらに上をうかがう。

初日107位と出遅れた西郷真央は「68」と巻き返し、カットライン上の通算2アンダー63位で週末に滑り込んだ。

勝みなみはカットラインに1打届かない通算1アンダーの82位。吉田優利は通算4オーバーの134位で予選落ちに終わった。

大会2勝(2017、18年)のブルック・ヘンダーソン(カナダ)は通算8アンダーの5位。前年覇者のレオナ・マグワイア(アイルランド)は通算3アンダーの48位で決勝へ。世界ランキング1位のネリー・コルダは82位で予選落ちした。

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン