茨城県那珂市東木倉の清水洞の上公園でホタルが緑色の光を放って飛び交い、幻想的な雰囲気をつくり出している。15日は午後5時からホタル鑑賞会が開かれ、フードトラックや模擬店が出店する。
同園は住民のボランティアなどで構成される「清水洞の上自然を守る会」が竹やぶだった場所を整備。ホタルの幼虫の餌になるカワニナを放流するなど、ホタルが飛び交う環境をつくり上げた。同会によると今年は5日ごろから見られるようになったという。
13日夜は午後8時ごろから同園の木道から闇夜に飛び交うゲンジホタルが確認でき、ふわふわと飛び交いながら淡い光の点滅を繰り返していた。
夫婦で訪れた同市中台の梶間隆夫さん(71)は「こんなにたくさん見られるとは思わなかった。ヘイケボタルと違って光が大きく見栄えがする。孫にも見せたい」と話した。
