第78回福島県総合美術展覧会が開幕 日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5部門615点紹介 23日まで福島市

県民らの多彩な作品に見入る来場者

 福島県内最大規模の美術公募展・第78回福島県総合美術展覧会(県展)は14日、福島市のとうほう・みんなの文化センター(県文化センター)で開幕した。日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5部門の615点を紹介している。23日まで。

 県、県教委、運営委員会などの主催。過去に顕著な実績がある招待、委嘱作家の作品と、一般公募で入選した作品を展示している。最高賞の県美術大賞に輝いた白河市の本柳幸音(さちね)さんの彫刻「気化(きか)」をはじめ、県民らが芸術に向き合い仕上げた作品を観覧できる。

 初日はセレモニーが行われた。運営委員長の酒井昌之県美術家連盟会長らがあいさつし、テープカットした。

 観覧無料。午前9時30分から午後5時(最終日は午後4時)まで。

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 会期中、16日午後1時30分からと23日午後2時15分から、出品者に向けた研修会を開く。16日は日本画、洋画、書、23日は全5部門が対象。

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