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緑黄色野菜の中でも特に栄養が豊富な、ホウレンソウ。
おひたしにすれば、暑い時期でもさっぱりと味わえますよね。
そんなホウレンソウのおひたしを食べて、少し嫌な苦さを感じたことはありませんか。
ホウレンソウのおひたしにえぐ味を感じたら?
食料の安定供給の確保などに関する仕事を行う、農林水産省。
同省が運営するウェブサイトの相談窓口には、消費者から過去にこんな相談が寄せられたといいます。
「ホウレンソウのおひたしを電子レンジで調理するとえぐ味を感じたが、ゆでたほうがいいですか」
えぐ味とは、舌にまとわりつくような、苦味に近い味覚の1つです。農林水産省は、以下のように回答していました。
ほうれん草に含まれている「シュウ酸カルシウム」は、水に溶けるので、お湯で茹でると簡単に除去できますが、電子レンジで調理すると、ほうれん草の中にシュウ酸カルシウムが残ってしまいます。
アクのもとになるシュウ酸カルシウムを多く含むほうれん草などの野菜は、電子レンジで調理せずにお湯で茹でることをおすすめします。
ホウレンソウには、アクのもととなるシュウ酸カルシウムが多く含まれているとのこと。
シュウ酸カルシウムは、電子レンジで加熱するだけでは取り除けません。一方、水に溶ける性質があるため、お湯でゆでると簡単に除去できるといいます。
ホウレンソウのおひたしを食べるとえぐ味を感じるのは、調理過程でシュウ酸カルシウムを除去し切れていないためだったのですね。
ホウレンソウのおひたしをおいしく味わうには、しっかりとゆでて、シュウ酸カルシウムを除去しましょう。
[文・構成/grape編集部]
出典
農林水産省