沖縄県議選の期日前投票、前回比2.1ポイント減で推移 14日までに14万7713人、投票率換算で13%

期日前投票が始まり、投票箱に1票を投じる有権者=8日、沖縄県の南風原町役場

 沖縄県選挙管理委員会は15日、沖縄県議選(16日投開票)の期日前投票の中間状況を発表した。無投票となった石垣市区を除く12選挙区で、8~14日の7日間の投票者数は計14万7713人だった。投票率に換算すると13.03%で、前回2020年を2.1ポイント下回っている。期日前投票は15日まで。

 沖縄県内の当日有権者数(見込み)は石垣市区を除く12選挙区で113万3391人(6日時点)。選挙区別で期日前の投票率が最も高いのは宮古島市区の17.77%(前回比2.12ポイント増)、最も低いのは豊見城市区で9.25%(3.13ポイント減)。有権者数が最も多い那覇市・南部離島区は13.15%(1.86ポイント減)となっている。

 前回は名護、うるま、浦添、石垣の4市区が無投票だった。比較できる9選挙区のうち、宮古島市を除く全てで今回の投票率は前回を下回った。前回は新型コロナウイルス感染拡大が懸念される中、「密」を回避するため積極的に呼び掛けられた期日前の投票者数が過去最多となった。今回はその反動や、連日の悪天候の影響もあり前回を下回っているとみられる。

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