若者に対して「そんなことするの?」「これが流行りだって?」と驚いた経験はありますか?
年齢を重ねるごとに若者の考えや流行が分からなくなる、という人もいるでしょう。
今回は筆者の知人から聞いた、世代間ギャップを感じたお話をご紹介します。
娘たちにスマホを持たせている
私は中学3年生と中学1年生の娘を持つアラフォーです。
上の子が小学6年生のときに、娘たちからせがまれ、スマホをプレゼントしました。
それからというものの、娘たちはスマホに夢中。
ご飯中もお風呂にも、スマホを片時も手放そうとはしません。
それでも勉強や部活など、やるべきことはしっかりやっているので、特に注意することはせず。
今の時代、コミュニケーションツールはSNSが主流、とテレビで見ていましたが、本当にその通りでした。
いずれにせよ、娘たちが友達と連絡を取り合い、楽しそうにしているので、そっとしておいたのです。
家族揃っての旅行を計画
そんななか、3連休で家族旅行に行くことに。
私も夫も仕事に追われ、娘たちも部活で忙しかったので、なかなか4人そろっての家族時間をとれないでいました。
そんななか、たまたま3連休で予定がなかったので、娘たちが行きたがっていたテーマパークで遊ぶことに。
前々から準備を立てて、娘たちも楽しみにしていました。
当日、3連休ということもあってか人で溢れかえったテーマパーク。
それでも、娘たちの喜ぶ姿が見えてほっとしていたのですが……。
娘が突然動画をまわし始め……
「今ここにきてるの♪」
「念願だったんだ~」
突如、上の子がスマホで動画を撮りだしたと思いきや、何やら話し始めたのです!
何だろうと思って見てみると、画面には『ライブ中』との文字がありました。
びっくりして下の娘に尋ねると、まさかの反応が!
「インスタライブでしょ」
「友達もみんなやってるよ」
「私も今からやろうと思ってた」
どうやら今の若者たちは、みんなSNSで実況中継しあうのが当たり前とのこと。
ライブ配信することで友達と会話するのが主流と知ったのです!
私と夫がびっくりしている間に下の子もライブ中継をし始めました。
よくよく周りを見渡すと、何人もの若い子がスマホに向かって喋りかけたり動画を撮っているではありませんか!
私が若かった頃は、そもそもスマホなどなかった時代。
今の若者との世代間ギャップに驚かされました……。
その後も
結局娘たちは、乗り物に並んでいる間やカフェでもライブを続けていました。
その結果、『さすがに今は家族時間!』と夫が注意するまでスマホに夢中に。
もちろん、コミュニケーションツールとして大切なのは理解していますが、今の若い子たちがどれだけスマホが必須の世界で生きているのか、痛感した出来事でした。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい