ララーナが10年ぶりにサウサンプトン復帰「やるべき仕事が…」 クラブは1年でプレミア復帰果たす

サウサンプトンは14日、元イングランド代表MFアダム・ララーナが今夏10年ぶりに復帰することをクラブ公式サイト上で発表した。

現在36歳のララーナは、サウサンプトンのアカデミー出身。2006年8月に同クラブでトップチームデビューを飾ると、2008年4月にはプロ初ゴールをマークした。

以降はサウサンプトンでレギュラーとして活躍すると、公式戦通算265試合に出場して60ゴール45アシストをマーク。2014年7月にはリヴァプールへと完全移籍で加入し、ビッグクラブに活躍の場を移した。リヴァプールでは、公式戦通算178試合に出場して22ゴール22アシストをマーク。2019-20シーズンには同クラブ30年ぶりのプレミアリーグ優勝を経験した。シーズン終了後に退団することが正式に決定すると、2020年7月にブライトンへと加入。同クラブでは公式戦通算104試合に出場したものの、4ゴール4アシストと思うような成績を残せなかった。

今回、10年ぶりの“古巣”復帰を果たしたララーナ。サウサンプトンのクラブ公式サイトによると、ララーナは「息子がアカデミーに通っているんだ」と、移籍の決断が家族にとっても最適なものであったことを明かし、次のように続けた。

「すべてが始まったこの場所に戻ってこられてとても嬉しい。少しおとぎ話のように聞こえるかもしれないが、僕にはまだやるべき仕事が残っているし、このクラブに貢献できることがまだたくさんあると自信を持っているんだ」

「現実とは思えない感じがするけど、この機会にとても感謝しているし、楽しみにしている」

サウサンプトンは、2023-24シーズンのEFLチャンピオンシップで昇格プレーオフ出場圏内の4位。昇格プレーオフ決勝ではレギュラーシーズンを3位で終えたリーズと対戦し、2-1で勝利して1年でのプレミアリーグ復帰を果たしている。

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