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中井町松本で県西地域の特産品である梅の収穫がピークを迎えている。
小嶋吉治さん(75)、幸枝さん(71)夫妻の農園では、梅干し用に人気のある地元品種「十郎」のほか、果肉が大きくやわらかな梅干し用の「南高」、梅酒や梅シロップに使われる品種「白加賀」が、青い実をたわわに実らせ、夏の訪れを告げている。
「気候の影響で、今年の実りは去年の8割程度」と吉治さん。全国的に見ると2割ほどの地域もあるといい、「花が咲いた後に気温が低いと実りが悪い傾向。最近はひょうも心配でしたが出来は上々」とほほ笑む。
梅園のすぐ後ろに広がるオリーブ畑で作業する若者たちに、梅干しをおすそ分けするのが定番。「『今年も梅干し待ってます』と楽しみにしてくれているのがうれしい。梅干しは熱中症予防にも効果的なのでこれからの時期食べてほしい」と幸枝さん。6月下旬までに2000kgの収穫を見込んでいる。
小嶋さんの梅は二宮町のスーパーマーケット「わくわく広場」でも販売している。