「真夜中になると家を焼き始める」住民全員が街を放棄し…ギャング抗争から避難 銃撃や放火で街は廃墟化 メキシコ

メキシコ・チアパス州ティラで6月、ギャング抗争により住民約4000人が避難所への移動を余儀なくされた。銃撃や放火により街は廃墟と化し、住民は家に戻れず避難所暮らしを続けている。

住民全員引っ越しで…静まり返った街

メキシコ・チアパス州ティラで6月、ギャングをめぐる大規模な引っ越しがあった。

がらんと静まりかえった街で、住宅には激しく燃えた跡があり、ドアには銃痕も見られた。

道路にはボロボロになって放置された数台の車や、中には黒焦げでフレームが露わになったモノもあった。

廃墟のようになってしまった理由について住民は「ギャングは午後8時ごろに銃撃を始めました。真夜中になると家を焼き始め、私たちは避難してギャングから身を隠しました」と話している。

現在も多くの人が避難所暮らし

縄張り争いによるギャング同士の抗争のため、この街の住民約4000人が隣町の避難所へ引っ越しを余儀なくされたという。

メキシコ軍が街中を巡回しているものの、住民たちは恐怖の余り、自分の家に戻ることはできず、現在も多くの人々が避難所暮らしとなっていた。
(「イット!」 6月13日放送より)

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