鶴南特支の西彼杵分教室 時和特支の分校に 長崎県教委が来年4月から

 長崎県教委の定例教育委員会は10日開き、県立鶴南特別支援学校小中学部・高等部の西彼杵分教室(西海市)を来年4月から、県立時和特別支援学校(西彼時津町)の分校とすることを承認した。
 鶴南特支高等部の西彼杵分教室は県立西彼杵高内に設置されていて、本年度は9人が在籍。鶴南特支小・中学部の西彼杵分教室は、西海市立大瀬戸中内に来年4月に開設する。両分教室を併せて鶴南特支の分校にするとともに、時和特支に移管する。
 県教委によると、鶴南特支の西彼杵分教室を時和特支の分校にすることで、地域に根差した特別支援教育が推進できるほか、小中高校の一貫した教育の充実や、教頭を配置することで学校管理の負担軽減を図るという。
 知的障害の子どもが通う時和特支は今年4月に開校。長崎市蚊焼町に本校がある鶴南特支の分教室として2006年度に開設され、15年度に分校化。児童生徒の増加などに伴い、今春から本校となった。

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