ツバメたち、今年も元気 高畠・大河原さん方、もうすぐ巣立ち

親鳥が運んでくる餌を食べようとする雛鳥たち=高畠町安久津

 高畠町安久津、大工大河原清雄さん(74)方では20年ほど前から毎年、自宅の向かいにある作業場兼事務所でツバメが巣を作り続けている。今年も巣が作られ、雛鳥が巣立ちに向けて大きく育つ様子が近所の関心も集めている。

 大河原さん方の作業場兼事務所は木造2階建てで、例年は1階の作業場で営巣するが、今年は2階にある事務所のエアコンの上に巣が作られた。雛鳥5羽が5月下旬にふ化し、親鳥が餌を運んでくると、元気よく鳴きながら口をぱくぱくさせている。

 20日ごろには巣立つとみられ、大河原さんは「ツバメは家族のような存在で、生活の癒やしになっている。巣立つのは寂しいが、外に出てからも元気で過ごしてほしい」と話していた。

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