「平和サミット」当事国ロシア不参加のなか開催へ 92カ国・8機関から参加

G7=主要7カ国首脳会議に出席していたウクライナのゼレンスキー大統領は「平和サミット」が開かれるスイスに到着しました。

スイス中部にあるリゾート地ビュルゲンシュトックで15日から始まるのは、ウクライナが提唱する和平案を協議する「世界平和サミット」です。

主催するスイス政府によると、平和サミットにはG7首脳会議に出席した岸田首相を含む92カ国の首脳や閣僚と8つの国際機関の代表が参加し、「核の安全性」や「食料安全保障」、そして「捕虜やロシアへ連れ去られた子どもたちの返還」の3つの議題が主に話し合われるということです。

14日、スイスに到着したゼレンスキー大統領はSNSで今回の会合は世界平和に向けた「具体的な一歩を踏み出す機会となる」と述べています。

しかし、当事国であるロシアが招待されていないだけなく、「ロシア軍の撤退」などが議題に含まれていないため、平和の達成に向けてどれだけ成果があるのか疑問視する声もあがっています。

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