キートン山田が弔辞 TARAKOさんへ心からのナレーション「まる子よ。順番が違うだろ。友蔵が先だろ。後半へ続く」

 TARAKOさんとの思い出を語るキートン山田(撮影・堀内翔)

 フジテレビ系国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」で主人公・まる子の声を34年間務め、3月4日に63歳で亡くなった声優のTARAKOさんのお別れ会「TARAちゃんありがとうの会~たいせつなきみへ~」の関係者向けの第一部が15日、都内で行われ、「ちびまる子ちゃん」で30年以上ナレーターを務めたキートン山田が弔辞を読んだ。

 祭壇のTARAKOさんに向け、山田は「3年ちょっとぶりですね。最後にメールでやりとりしたのは去年12月。いつもより一番文章が短くて、絵文字がいっぱいなのに一つもなくて、ハートマークも1個もなくて、異変を感じていました。なんかあったのかなって聞く勇気がなかった。それから2カ月。うろたえました。気が付けば庭で雑草を抜きながら『なんでだよ』って言っていましたよ」と早すぎる死を悔やみ、最後は“ちびまる子ちゃん風のナレーション”で「まる子よ。順番が違うだろ。友蔵が先だろ。後半へ続く」と呼びかけた。

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