独代表は「シティのようだ」 EURO圧勝劇に海外識者驚き「スコットランドを窒息」

ドイツ代表は開幕戦で勝利【写真:ロイター】

EURO開幕戦でスコットランドを5-1で一蹴

サッカーの欧州選手権が現地時間6月14日開幕。開催国ドイツはスコットランドを5-1で下し、白星発進となった。豊富なタレント力を見せつけたドイツの強さを海外メディアの解説陣も絶賛している。

ユリアン・ナーゲルスマン監督率いるドイツは前半10分にFWフロリアン・ヴィルツのゴールで先制。9分後にはMFジャマル・ムシアラが強烈な右足のシュートで追加点を奪うと、さらに前半終了間際にはFWカイ・ハフェルツがPKを決めて3-0で前半を折り返した。前線からの激しいプレスで相手に自由を与えず、スコットランドに退場者が出たこともあり、試合の主導権を相手に渡さなかった。

後半には選手を積極的に入れ替える余裕を見せつつ、FWニクラス・フュルクルクとMFエムレ・ジャンが追加点をゲット。オウンゴールで失点したものの、5-1で圧勝した。

英公共放送「BBC」で解説を務めた元イングランド代表FWクリス・サットン氏は「彼らはプレッシャーがかかるなかで本大会を迎えたが、ドイツは称賛に値するパフォーマンス。スコットランドを窒息させた」とその圧倒的な強さを称えた。

さらに元スコットランド代表FWパット・ネヴィン氏は「彼らはマンチェスター・シティのようだった。(スコットランドは)彼らのハイプレスを突破してプレーしなければならなかった。スコットランドの弱点を見抜き、そこを徹底的に突いて破壊したナーゲルスマン監督のインテリジェンスが素晴らしかった」とプレミアリーグ王者を思い起こさせるナーゲルスマン監督のチームの戦い方を称賛していた。

ワールドカップでは2大会連続でグループリーグ敗退、2021年に行われたEUROの前回大会もベスト16で惜敗と近年のメジャートーナメントでは苦戦が続くドイツだが、1996年大会以来となる優勝に向けて幸先の良いスタートを切った。(FOOTBALL ZONE編集部)

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