大谷翔平の8戦ぶり複数安打にロバーツ監督「いいことたくさんあった」 打率・099で1号同点弾のテイラー「とにかくホッとしている」

 試合後の会見で報道陣の質問に答えるロバーツ監督

 「ドジャース4ー3ロイヤルズ」(14日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手が4打数2安打。前日のレンジャーズ戦は4打数無安打で5戦ぶりのノーヒットだったが、この日は四回に右前打を放って、チームに初安打をもたらすと、続く六回は中前打。外角低めのスライダーにバットの芯を外されながらもセンターへ運び、5日のパイレーツ戦以来、8戦ぶり25度目のマルチ安打を記録した。

 試合後のロバーツ監督は「今夜のショウヘイは良かったと思う」と評価。初回の遊ゴロに関しても「強い打球だった。しっかりと捉えていた。いいことがたくさんあった」と話した。

 チームは3点を追う五回に7番ロハスが3号2ランで1点差に詰め寄ると、2死から打率・099の9番テイラーのシーズン初本塁打で同点に。大谷は同点の八回1死二塁の勝ち越し機に遊飛に倒れたが、続くフリーマンが中前適時打で決勝点をたたき出した。

 試合後のクラブハウスでは値千金の同点弾を放ったテイラーが報道陣に囲まれた。「とにかくホッとしている。いい気分ですよ」。開幕から苦しみながらも対先発左腕要員として出場している11年目のベテランは「自分が取り組んでいることに一貫性をもたせ、チャンスが来た時に備えるようにしています」と話した。

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